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Baby Model Story
たからもの物語 [12] ご指名続きの ディズニーカタログ



    
2002年6月 J、満3歳になりました。身長約95cm・体重約14kg。


2002年 4月
Disney Catalog〜オーディションなしだから、楽です(^^)

 4月に入ってすぐ、ディズニー・カタログの仕事が入った。撮影日をさっそく3日間押さえられたんだけど、週末を挟んだ最後の撮影予定日は、私たちの日本への帰国日のあと〔つまり、この「週末」に帰国予定でした〕。  
 エージェントに、「撮影予定の月曜日、私たちは日本に行っちゃってて、仕事は無理です」と伝えると、プロダクションの方がJの日本旅行に合わせてスケジュールを組んでくれ、撮影は初日の「木曜日」にしてくれた。撮影現場でプロデューサーが「子供の撮影は月曜にしたかったけど、Jがいないんじゃ困るから、最終日と入れ替えたのよ」だって。  
 で、この仕事ですが、またラッキーなことにオーディションなしでのご指名仕事。そして、それは良かったのですが、また「何を着るかわからない」状態だったので、靴なら顔は写らないし、バックアップかも知れないし・・と、期待と不安を同時に胸に抱えてパサデナのスタジオに、行って来ました。  
 現場には、3歳半くらいの東洋人の女の子が来ていて、スタジオに入るなり、この子がバックアップ、Jはプリンシパルと聞いて、まず安心。で、すぐに衣装部に呼ばれていったら・・・出されたものは、ハロウィーンのコスチューム、またまた「かぶり物!」でした〔泣き笑い〕  
 私は見ていないので知らなかったのですが、ディズニー映画のモンスターズインクに出たキャラクター、Boo という女の子の変装コスチュームが、今回のJの仕事でした。この時は、「前のハロウィーンの時は、ピグレット〔くまのプーさんのお友達の子ブタのキャラクター〕、今度はモンスターなの〔;;〕?? 母心としては、「できれば、シンデレラは無理でも、せめて白雪姫〔黒髪だし?〕くらいの、お姫さまキャラのドレス、着せたいよぉ〜」というもの・・・。プロダクションのスタッフに言わせれば、「Jみたいに小さい子供には、こういうコスチュームの方が、可愛いの!」だって。でもさぁ・・・。
 だけど、あとから友達に「キャズさん、モンスターズインクの Boo って言えば、一番人気のキャラで、去年のクリスマス、プレゼントで人気のあるオモチャアンケートで、全米一の人気のお人形だったんすよ」と言われ、ちょっと気を良くしちゃいました〔^^〕←単純

白黒でしかもらえなかった〔涙〕この日のテストショット

 7月8日の週に出たカタログに、実際掲載された写真、ここです。インターネットの Disney Store dot com では、こういうふうに載ってました。ここ

2002年5月
突然送られてきた、ギャラにびっくり〔@@〕

 5月某日。エージェンシーからJのギャラが送られてきました。一瞬私は「?」。4月の初めにしたディズニーの仕事のギャラは、もうもらっていたと思ったので、「ナンなんだろうなぁ〜。ディズニーのギャラは、思い違い〔実は、まだもらってなかった〕??」なんて思いつつ封筒を開けたら!!!  
 額面が1000ドル近いじゃないですか! エージェンシーに行くコミッションや、Jのリザーブファンド〔本人が18歳になるまで、本人しか手を付けられないお金で、エージェンシーから直接銀行に振り込まれる〕を差し引く前のグロスのギャラが、なんと1500ドル! 「なに、これ、ナンなのぉ〜〜〜〜〜!」と、目を丸くして、ワケのわからない収入に驚き・喜んでいたのですが、product name〔やった仕事の種類〕が書かれていない支払い明細で、なんのギャラなのかは、謎のまま。でも、よぉーく見ると、支払い元の広告代理店の名前が、どっかで見た記憶が・・・。で、Jの昔の支払い明細書を調べたら、2000年の冬に、2001年度の年間契約で撮影をした保険会社、Blue Cross & Blue Shield の時と、同じ代理店でした。つまり、この時の契約が、一年間〔つまり、2002年度〕更に更新されたようなんです。  
 前の契約時に、Jはホンの2〜3時間の撮影で1250ドルをもらっていたから、この仕事、全部で2750ドルものギャラになったわけぇ〜〜?($$;)と、母・びっくりでした。


また、Disney Catalog。ご指名です

 5月下旬、またまたディズニーより、ご指名仕事。今度はロケで、バーバンクという内陸で、超暑い場所にあるワーナーブラザーズの敷地で撮影されるとのこと。つまり、野外撮影。
 「今度は、何かなぁ〜〜」と行ってみると、またまた衣装は Boo。前回と同じ、お兄さんと一緒の撮影でした。ただし、Jの登場は、このお兄さんと一緒のショットの他、Jが一人で写されるモノと2本が予定されていて、くそ暑い中、彼女の出番は、長かったのです。その上ディズニーの制作スタッフからの信頼が厚いのか、この日はJのバックアップは用意されておらず、「何がナンでも、Jでやるよ!」と言うことでした。
 ただし、この日のバーバンクの気温は、31度っ!!(@@) 半そでTシャツで姿で、見てる親の私でさえ、髪の毛を束ねたり、暑さにめげそうなのに、娘は、頭からあっついかぶり物を着て、下は、なんとタイツを履いている状態(TT)。「マミー、暑いよぉ」(って、当然です〔^^;〕)言いつつも、カメラを向けられるとポーズを取り、笑う姿に、母、キャズ・カワゾエは、2歳の娘にプロ根性を見た気がしました・・・。だって、撮影終了まで2時間もかかったんだから。  
 ただし、さすがに撮影が終わると、だっーと全部ぬいぢゃって、私、撮影現場からクーラーの効いている控室のある場所まで、〔靴も衣装の一部だったため〕パンツ一丁になったJをおんぶして、ワーナーブラザーズの敷地内を走りましたよ〔^^;〕 本当に暑い日でしたが、よく頑張ったね、J。I'm so proud of you :-) この時の写真は、ディズニーカタログの、9月に出るのに載るそうです。

撮影が終わったあと、もらえる〔余った〕テストショットがなかった・・ので、
脱ぎかけた衣装を着直して、〔ママのために〕ポーズをつけ笑ってくれた娘@気温31度!



またまた、Disney Catalog。ご指名です(^^)

 7月になって、またディズニーカタログの仕事が来た。もういくら何でも、季節的にはハロウィーンは終わっているから、「何を着せてもらえるのかしらん?」と、楽しみにして撮影に行きました。撮影現場は、今までにもディズニーの仕事で何度か行ったことのある、パサデナの大きなお家。
 現場についてすぐ、もう一人Jくらいの東洋系の女の子がいたので、スタジオ・ティーチャーに確認、「どっちの子が、プリンシパルですか?」 で、またJがプリンシパル! その上、撮影も3カットもあるって言うから、とっても嬉しかったのですが、なんと、最初のカットで着るものは「タオル」。あぁ、娘はいったい、いつになったら可愛いドレスを着せてもらえるのだろう(;;)
 それでも気を取り直して、ちょっとしたメークやお風呂上がりのヘアーを作ってもらい、準備完了。なのに一緒に写る、Jの「ママ」役のモデルさんが一時間以上も遅刻で、全然来ない・・・。ずっとスタンバッテいたJは、撮影の頃には飽きちゃったみたいで心配したのですが、撮影が始まると、本当に天使のような笑顔を見せたので、親としては「凄い!(プロ根性だわ)」と感心するコトしきり。


タオルのテストショット。カタログに載った写真は、ここをクリック


 そして、次のカットですが、これが「ママ」「パパ」役の大人のモデルと、お兄ちゃん役の子供、8歳位と、弟役の赤ちゃん(まだ立てないから8〜9ヶ月くらい)と一緒の、家族写真。でもって、衣装は部屋着というか、パジャマみたいなの。
 この撮影をするには、応接セットやクリスマスツリーを用意しなくちゃで、セットを組み立てるのに時間がかかっちゃって、前の撮影で待たされた分、Jの現場にいる時間がドンドン、延びていく。「きっと、また長くても2時間くらいで終わるわよ」なんて構えて行っていたので、Jが眠くならないかとか、お腹が空いてきたことが心配になってきました。その上、赤ちゃん役の子が、いざ撮影が始まったら、ママ以外の人に抱かれるもんだから、泣いちゃって、大変。
 赤ちゃん役には、3人のモデルが来ていて、メインの赤ちゃんモデルが泣いちゃったので、バックアップの子に交代。でも、撮影現場ってね、衣装が一着しかないのが常。何度か撮影を試みて、それでも泣くので、赤ちゃんを変えるのだけれど、その度に赤ちゃんの衣装を脱がして、次の赤ちゃんに着せる・・・。でもって、2番目の赤ちゃんも大泣きしちゃって、全然、撮影にならず・・・。で、3番目の赤ちゃんになるころには、私たちが撮影現場に行ってから既に3時間以上が経過、Jが疲れてきちゃいました。
 「はい、笑って!」とかカメラマンが言うと、Jはわざと舌を付きだしたりして、変な顔をする(^^;) いい加減、スタッフも「Jが疲れちゃってるから、休ませよう」ということになり、今度はJのバックアップの子が登場・・・・。親としては残念だけど、実際Jは長いこと出ずっぱり。もう昼寝もしたいだろうし、お腹も空いているだろうと、セットから離れて控室にいたら、J、あっという間に寝ちゃいました。そして、その後、J、一人で撮るはずだった、ピンク色の可愛い冬物のパンツドレス、そのバックアップの子で撮影。しょうがないわよね、J、寝ちゃってたんだし。でも、せっかく、「可愛いピンクの服!」だったのに(溜め息)

 ところが!!! なんと10月中旬、実際にカタログが出たら、家族写真に載っているのは、Jだったではないですかっ! それも、フルページの扱い。写真はここ   
 我が家には、以前にカタログを郵送してもらっていたときに、「何も買わなかった」という理由で、ディズニーからカタログ郵送を止められているので(;;)実際にカタログを見れるのは、自宅に郵送してもらっている人よりは、遅くなります。それで、ママ友達で、カタログを郵送してもらっている人が、新しいカタログが来ると、いつも「Jちゃん、載っていたよ」とか、教えてくれるのですが、10月中旬過ぎに電話をくれて「Jちゃん、載ってるよ、タオルの写真。それともう一枚、家族で写っているのも、Jちゃん、そっくりだよ」と言うのです。だから「えーー、おかっぱの子じゃない? 家族写真のって、Jのバックアップの子で撮影されたから、Jじゃないはずだよ」「本当? すっごくJちゃんに似てるよ。あ、でも、この写真の子は、ほくろがあるから、違うのかなぁ・・・」なんて会話をしていたのですが、実際にカタログを見たら、ちょっと不機嫌そうな顔でではありますが、載っているのはJ。
 で、笑っちゃうのは、「ほくろがあるから違うのかな・・?」と言っていたママ友達のカタログのJには、ほっぺたに撮影ゴミがついていて、ほくろのように見えていたのでした(笑)だから、本当にJでした、カタログに使われていたの。でもって、赤ちゃんが写っていないので、結局赤ちゃんナシの写真を使ったようです(違うページに、同じ、おそろいパジャマを着た赤ちゃんが、一人で掲載されていました)。
 私は、本当に、Jを入れての写真、テストショットもまともに撮れていないと思い込んでいたので、テストショットすらもらっておらず、今回の掲載は、大ビックリ(@@)嬉しい誤算でした。また、バックアップの子で写したピンクのパンツドレス、今のところ、未だカタログに掲載されていません。

 ということで、撮影現場で、Jの3カット中2カットを、バックアップの子に取られちゃって、とっても残念だったのですが、フタを開けて見れば、ちゃんとJの写真が使われていて、嬉しかったです(^^)これでJの写真、8月から現在(11月下旬)まで4ヶ月、ぶっ続けでディズニーカタログに載ったことになります。
 ただし、ディズニーストアのオンラインでは、Jのタオルは、タオルの写真だけ、家族写真で着ていたパジャマは、バックアップの子で載っていました。でも、カタログはJだったから、全然私的にはオッケーですぅ〜〜〜(^^)

 それから、5月に野外撮影した「ブー」の写真、ディズニーカタログには出ず、どうやらバス停のパネルとか、ディズニー以外の雑誌の広告に使われたようです(DisneyStore.com とかの)。で、結局使用された写真にはお目にかかれず、ゲットできず(>。<) 残念です・・・。
 よく「モデルをした写真って、もらえないの?」と聞かれるのですが、もらえるどころじゃない、使われるかどうかもわからない場合も多いし、使われた場合でも、モデル事務所や仕事をしたプロダクションから使用した写真(出来上がり)を見せてもらえたり、もらえるわけじゃなく、あくまで、本人(というか、ウチの場合、娘がまだ子供だから、私=ママ)が、頑張って「探してくる」とかしなくちゃ、仕事写真のゲットは出来ないのです。
 たまたま5月の撮影のときに、「これ、いつ、何に載りますか?」と聞き忘れ、その後の撮影(タオルとパジャマ)の時は、同じプロダクションでもプロデュサーが違って、「9月ごろだと思うけど・・」と、あいまいな返事をもらっていて。ちょっと不安だったのですが、ただ、同じプロダクションだし、きっとまたカタログだと思い込んでいたのと、9月〜10月は私の仕事が超忙しくて、雑誌とかパネルとか、カタログ以外にJの写真を探すことをする余裕、無かったのです。
 でも、10月になり、「タオル」とかの写真がカタログに載ったのを見て、「あ、ハロウィーン、終わっちゃうよ」と、娘の野外撮影のブー写真、結局見れなかったことに気がついたのでした。そして、同じプロダクションがパネルや雑誌の DisneyStore.com の広告も作っていることを思い出し、「しまった(;;)」と、後の祭りに泣いたのでした・・・。

----つづく----


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